牛乳パックを無駄なく再利用!引き出し小物入れの作り方

公開日:2021年9月30日

牛乳パックを使った工作にチャレンジ!

牛乳パック小物入れ
牛乳パック3本を使って小物入れを作ろう

余った牛乳パックってなんだかもったいない……。そこで今回は、牛乳パックを活用した引き出しタイプの小物入れの作り方をご紹介!

丈夫で使い勝手のよいサイズ感の牛乳パックは、ハンドメイドの材料にもぴったり。
今回ご紹介する作り方では牛乳パックを無駄なく使い切ることができるため、リサイクルにつながるというメリットも。

身近な材料を使って、雑貨屋さんで売られているようなしっかりとした小物入れに仕上げることができるので、ぜひ試してみて!

牛乳パックを使った引き出し小物入れの作り方

材料・必要な道具

牛乳パック小物入れの材料
布、革紐、レーステープは100円ショップでも買える

<材料・道具>
・牛乳パック 3本
・布 2種(それぞれ、30×18cm・38×28cm以上必要)※厚すぎず、それでいて適度にパリッとしている綿麻の布がおすすめ。あまり厚い布を使うと引き出しが収まらなくなるので注意
・革紐 20cm
・レーステープ 35cm
・セロハンテープ
・両面テープ
・木工用ボンド

・はさみ、裁ちばさみ
・カッター
・つまようじ
・目打ちorキリ
・テグスなど細くて丈夫な糸

牛乳パック小物入れ作りの手順

手順1 牛乳パックをカットする

牛乳パックをカットしてパーツを作っていく。
まずは1本目の牛乳パックの側面1面をはさみで切り取ろう。
なお、切り離した面はこの後再利用するので捨てないでおく(以降も同様)

牛乳パック小物入れの作り方:牛乳パックを1面だけカット
1面だけカット

次に、先ほど切り取った面の対面だけ残し、サイド2面を底から15cmのところでカットする。

牛乳パック小物入れの作り方:15cmより上の部分を切り取る
15cmより上の部分を切り取る

残しておいた面を内側に折り、セロハンテープで止めて箱状にする。飛び出た部分はカットする。

牛乳パック小物入れの作り方:箱を作る。これが小物入れの外枠になる
箱を作る。これが小物入れの外枠になる

残り2本の牛乳パックは、底から6.5cmのところでカットする。

こちらの小さな箱2つが引き出し部分になる
こちらの小さな箱2つが引き出し部分になる
牛乳パック小物入れの作り方:カッターを使って切り込みを入れ、そこからはさみを入れると切りやすい
カッターを使って切り込みを入れ、そこからはさみを入れると切りやすい

余った部分は1面ずつ縦に切り離しておく。

牛乳パック小物入れの作り方:余りもこの後無駄なく活用していく
余りもこの後無駄なく活用していく

右が最初に外箱を作る際に出た余りパーツ。左が引き出し用小箱を切り取った際の余りパーツ。
右の長いパーツを、左のパーツと同じ長さに揃えて切っておく。

牛乳パック小物入れの作り方:右のパーツの下部を切って、長さを揃えておこう
右のパーツの下部を切って、長さを揃えておこう

ここまでで出た余りパーツは以下。
この後、これらのパーツを使って外箱を補強していく。

牛乳パック小物入れの作り方:A、Bに分けて活用していく
A、Bに分けて活用していく

手順2 外箱を補強する

まずは、Aのパーツの上部をカットしすべて長辺が15cmになるよう揃えてから、
3枚ずつ重ねて、合計3枚の板を作る。
中央を両面テープで貼り付けてから、周囲が浮かないようセロハンテープで止めると◎。
なお、表面は白色の面になるように重ね合わせよう。

牛乳パック小物入れの作り方:牛乳パックを重ねて厚い板を3枚作る
牛乳パックを重ねて厚い板を3枚作る

3枚の板を、外箱の大きい面に貼り付ける。

牛乳パック小物入れの作り方:セロハンテープを使って貼り付ける
セロハンテープを使って貼り付ける

次に、Bのパーツを7cm四方の大きさに揃えてからこちらも3枚重ねて板を作り、外箱の小さい面(もともと牛乳パックの上方だった側)に貼り付ける。

牛乳パック小物入れの作り方:補強完了!
補強完了!

これで外箱の土台はバッチリ。
余った牛乳パックを重ねて貼り付けることによって、厚みが出て丈夫な作りになった。

手順3 布を貼る

次は、牛乳パックで作った土台に布を貼っていく。
まずは外箱用の布を写真のようにカットする。

牛乳パック小物入れの作り方:外箱の展開図のようにカット
外箱の展開図のようにカット

木工用ボンドを使って布を貼り付けていく。布の外周はのりしろとしてこのあと内側に折り込むので、均等に余らせて貼るようにする。

牛乳パック小物入れの作り方:上面、背面、底面の順に貼り付けるとやりやすい
上面、背面、底面の順に貼り付けるとやりやすい

次に両サイドの小さい面にのりしろ部分を貼る。

牛乳パック小物入れの作り方:のりしろのはみ出た部分はカットしてOK
のりしろのはみ出た部分はカットしてOK

最後に残りの部分を内側に折り込むようにして貼り付けるときれいに仕上がる。

牛乳パック小物入れの作り方:箱の内側にはつまようじを使ってボンドを塗ると作業しやすい
箱の内側にはつまようじを使ってボンドを塗ると作業しやすい

布を貼り終えたら、外箱の側面上部にぐるりとレーステープを貼ろう。
見た目のアクセントになるだけでなく、布を貼り合わせた境目を目立たなくしてくれるという役割も。

牛乳パック小物入れの作り方:こちらも木工用ボンドで貼り付けてOK
こちらも木工用ボンドで貼り付けてOK

お次は引き出し用の布を写真のようにカットする。

牛乳パック小物入れの作り方:帯状のものを2枚カット
帯状のものを2枚カット

木工用ボンドを使って小箱の側面にぐるりと貼り付ける。
巻き終わりが角になるようにするときれいに仕上がる。
牛乳パックの絵柄が透ける場合は、布を巻く前に無地の紙を貼り付けるとよい。

牛乳パック小物入れの作り方:上下にのりしろを残した状態で貼ろう
上下にのりしろを残した状態で貼ろう

上部ののりしろは、四隅にはさみで切り込みを入れて、布を内側に折り込むようにして貼り付ける。

牛乳パック小物入れの作り方:切り込みを入れる
切り込みを入れる

底面にくるのりしろは、四隅を斜めにカットして、こちらも内側に折り込んで貼る。

牛乳パック小物入れの作り方:のりしろの四隅を斜めにカット
のりしろの四隅を斜めにカット

これで引き出し部分の布も貼り終えられた!

牛乳パック小物入れの作り方:完成まであと少し!
完成まであと少し!

手順4 取っ手を付ける

ここからは仕上げの工程。引き出しに取っ手を付けよう。
目打ちorキリを使って、箱の丈夫から2cmのところに2つ穴を開ける。穴の間隔は3cmがおすすめ。

牛乳パック小物入れの作り方:目打ちが指に刺さらないよう気をつけよう
目打ちが指に刺さらないよう気をつけよう

10cm程度にカットした革紐を、箱の外側から穴に通す。
紐が通らない場合は、テグスを糸通しの代わりに使うとよい。穴に通したループ状のテグスに革紐の端を噛ませた状態で、テグスを箱の内側に引っ張ればOK。

牛乳パック小物入れの作り方:目打ちの穴が小さくても革紐を通すことができる
目打ちの穴が小さくても革紐を通すことができる

紐が通ったら、箱の内側で紐を結んでコブを作って止める。
余った革紐はカットする。

牛乳パック小物入れの作り方:取っ手が付いた!
取っ手が付いた!

引き出しを外箱に入れたら、完成!

牛乳パック小物入れ 引き出し小物入れができた!
引き出し小物入れができた!

牛乳パックを使った引き出し小物入れのできあがり。
余ったパーツも無駄なく使い切ることで、ゴミを最低限に抑え、なおかつ丈夫でしっかりとした小物入れに仕上がった。

ちなみに、最終的に余った牛乳パックはこれだけ。切れ端程度にしかゴミが出なかった。

牛乳パック小物入れ 余りはこれだけ!
余りはこれだけ!

牛乳パックでリサイクルハンドメイドを楽しんで

牛乳パック小物入れ 2段重ねてもかわいい&実用的
2段重ねてもかわいい&実用的

牛乳パックを無駄なく使って作れる、引き出し小物入れ。
アクセサリーや鍵、常備薬、爪切りや絆創膏などのちょっとした衛生用品、切手や修正テープなどの小さな文房具……など、身の回りのこまごましたものを入れて整理するのにもちょうどいいサイズ感だ。丈夫な作りで、使い勝手がいいのもうれしい。
牛乳パックを上手に再利用して、ぜひエコな工作を楽しんでみて!

文・写真=笹沼杏佳

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