一人暮らしの洗濯の頻度は週に何回?まとめ洗いをするメリット・デメリットや時短術を解説

公開日:2018年8月20日

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一人暮らしの洗濯頻度は?時短のポイントも紹介

面倒な洗濯。一人暮らしでも、できればこまめに行いたいが……
面倒な洗濯。一人暮らしでも、できればこまめに行いたいが……

洗濯は、日々暮らしていく中でどうしても避けられない家事のひとつ。一人暮らしでは、一日に出る洗濯物の量がそこまで多くないため、ついつい溜めてしまいがちという人も多いのではないだろうか。

今回は、一人暮らしの洗濯はどのくらいの頻度がベストなのかについて解説する。また、まとめ洗いをする場合のメリットやデメリットや、一人暮らしの洗濯機の選び方なども紹介していく。

一人暮らしの洗濯頻度は「週2~3回」が主流!

一人暮らしの洗濯物は、一日で洗濯機がいっぱいになるほど量が多くない。あまり長い間洗濯物を放置したくはないが、毎日洗うのは効率が悪いと考えられる。

また、学業や仕事の都合上、平日はなかなか洗濯の時間が取れず、週末にまとめ洗いをするという方も少なくはない。
このような事情から、一人暮らしの洗濯の頻度は2〜3日に1回程度が主流で、なかには週に1回という方もいるようだ。

一人暮らしの洗濯頻度:帰宅が遅めの人・忙しい人は「週1回」

先ほども軽く触れたが、洗濯の頻度は週に1回程度の人も多い。帰宅時間が遅く、近所への配慮から洗濯機が回せないなど、日々の仕事の都合によって洗濯の回数が限られるケースも多い。

なお、洗濯頻度が少ない場合には、自宅に洗濯機を置かずコインランドリーに持って行くという方法も考えられるだろう。

コインランドリーで一度に大量洗いをする派も|一人暮らしの洗濯っていつ?何回?頻度が知りたい
コインランドリーで一度に大量洗いをする派も

一人暮らしの洗濯頻度:「毎日」洗濯する人もいる

汚れやにおいのついた衣類を放置すること自体が嫌という性格的な理由から、毎日の洗濯を習慣にしている人もいるようだ。また職業上ユニホームを着用し自宅に持ち帰る人などは、一人暮らしであっても、毎日洗濯が欠かせないという意見は少なくない。

一人暮らしでまとめ洗いをするメリット・デメリット

洗濯をする一人暮らしの女性
メリット・デメリットを紹介!

理由があって毎日洗濯する人もいるが、一人暮らしでは2〜3日に1回のまとめ洗いが主流のようだ。まとめ洗いのメリット・デメリットを確認して、洗濯の効率を上げよう。

まとめて洗濯をするメリット

まとめ洗いをすることで光熱費の節約に繋がる。洗濯にかかる光熱費なんて大した金額ではないように思われるが、1年単位で見ればそれなりのコストとなる。

1回の洗濯にかかる光熱費は、電気代・水道代合わせて30円程度。毎日洗濯したときと、週1回洗濯したときとの比較では年間で9,000円程度の違いが生じるのだ。一人暮らしで少量の洗濯を毎日行うのは、やはり経済的ではないようだ。

また、洗濯をしないことによる時間の節約もメリットといえる。洗濯自体は機械が行ってくれるが、洗濯物を干す手間が惜しいと感じる人にはまとめ洗いが向いているだろう。

まとめて洗濯をするデメリット

洗濯の頻度にもよるが、汚れた衣類を放置すれば、その分雑菌が繁殖しやすくなる。特に梅雨時や冬場に気になる生乾き臭は、菌が原因のことが多い。一度菌が発生すると洗ってもなかなか落としきれず、乾いた後に嫌なにおいが残ってしまうのだ。

また、洗濯物を一度に大量に洗って干す場合には、どうしても洗濯物同士の距離が近くなり、それだけ乾きが遅くなる。これも生乾き臭が発生する一因となる。

さらに、一度に大量の衣類を洗おうとして洗濯槽に衣類を詰め込みすぎると、ただでさえ落としにくい汚れがよりいっそう落ちにくくなってしまうおそれがある。


次は、一人暮らしのまとめ洗いのコツや、洗濯の際の注意点をご紹介!

効率的にまとめ洗いをする5つのコツ

効率的にまとめ洗いをする5つのコツ
どうしても洗濯物がたまりがちな人は下記のコツをチェックしてみよう!

衛生面から見れば、一人暮らしであってもこまめに洗濯するに越したことはない。しかし、効率面や諸事情からまとめ洗いをしている人は多いだろう。

ここでは洗濯の頻度が少なくても、効率的にまとめ洗いをするコツを紹介する。

効率的なまとめ洗いのコツ①:洗濯機の中に洗濯物を長時間入れておかない

脱いだ衣類や使用済みのタオルなどは、洗濯機の中にそのまま放り込んでしまいがち。

しかし、洗濯槽の中は湿気がこもりやすく、菌の繁殖には絶好の場所だ。

すぐに洗濯をしない場合には、洗濯物はランドリーボックスに入れておこう。洗濯ネットや、ワイヤーバスケットなど通気性の良い素材の製品がおすすめだ。

効率的なまとめ洗いのコツ②:風呂の残り湯は極力使わない

皮脂などが含まれた風呂の残り湯は、雑菌が繁殖する要因となるため、極力洗濯には使わないようにしよう。

節約のためにどうしても使いたいという場合には、本洗いだけに使うようにし、すすぎには新しい水を利用しよう。

効率的なまとめ洗いのコツ③:酸素系漂白剤や重曹で殺菌する

効率的なまとめ洗いのコツ③:酸素系漂白剤や重曹で殺菌する
重曹を使うとシミや黄ばみを落とす効果が期待できる!

梅雨から夏にかけてのニオイが特に気になる季節には、酸素系漂白剤や重曹を使うと殺菌効果が期待できる。塩素系は強力だが、衣類を傷めてしまう可能性があるので要注意だ。

効率的なまとめ洗いのコツ④:脱水後にはすぐに干す

洗濯が終わった後、脱水した状態の洗濯物を干さずに放置してしまうと、そこでまた菌が繁殖する。菌の繁殖を防ぐためにも、脱水が終わったらすぐに干すようにしよう。

効率的なまとめ洗いのコツ⑤:シミになりそうな汚れは事前処理をする

ひどく汚れた衣類は、シミになる前にできるだけ早く処理することが大切。すぐに洗濯機を回せない場合も、ひとまず部分洗いをし、浸け置きするなどの対策を取るようにしよう。

一人暮らしの洗濯の手間を減らす3つの時短術

干したりたたんだりと面倒なことも多い洗濯。時短術は下記のとおり。

  1. 洗濯機の予約機能を活用する
  2. 洗濯機の時短コースを活用する
  3. 洗濯物をたたまず収納する

これらを実践すれば、洗濯にかかる時間を短くすることができる。

それぞれ詳しく見ていこう。

洗濯の時短術➀:洗濯機の予約機能を活用する

休日にゆっくり起きてからまとめ洗いをする人には、洗濯機の「予約機能」がおすすめ。
洗濯の完了時間と起床時間を合わせて予約しておけば、起床時に洗濯が完了するので、その後は洗濯物を干すだけでいい。残りの時間を有意義に使えるはず。

ただし、洗濯の完了時間と起床時間がずれていると、濡れた洗濯物を放置することになるので注意が必要だ。

洗濯の時短術②:洗濯機の時短コースを活用する

洗濯機に「時短コース」がある場合は試してみよう。
時短コースとはすすぎの回数などを省略する機能で、これを利用すると洗濯にかかる全体の時間が短くなる。忙しいときに重宝する機能のひとつだが、洗濯物が多いと汚れが落ちづらくなる可能性があるため、まとめ洗いの際には注意しよう。

洗濯の時短術③:洗濯物をたたまず収納する

洗濯の時短術③:洗濯物をたたまず収納する
クローゼットにハンガーのまま収納すれば、一瞬!

忙しい一人暮らしで洗濯物を毎回たたむのは億劫に感じるもの。
そんなときは、洗濯物を干す際にあらかじめハンガーにかけておき、取り込んだらそのままクローゼットに収納しよう。

一人暮らしの洗濯機はどう選ぶ?押さえておくべき4つポイント

一人暮らし用の洗濯機はコンパクトサイズのものが主流で、マンションでも設置しやすいモデルが数多く販売されている。以下に挙げるポイントを押さえ、物件や自身の生活スタイルに合った洗濯機を選ぼう。

一人暮らしの洗濯機の選び方①:設置場所に収まるサイズを選ぶ

洗濯機を選ぶ前に、自宅の防水パンのサイズを確認しておこう。合わないサイズのものを購入してしまうと、そもそも置けなかったり、ガタついて水漏れなどの原因になる。また、給水用蛇口の位置も重要なポイントで、洗濯機より高い位置にある必要がある。

縦型洗濯機の場合、蛇口が邪魔せず上ぶたを開けられるかをチェックしよう。一方、ドラム式洗濯機は縦型よりも大きく、場所を取りやすいので要注意。ドアを開けるために、前方に広いスペースを確保できるかも確認が必要だ。

一人暮らしの洗濯機の選び方②:洗濯頻度に応じた容量を選ぶ

一人暮らしの洗濯量は一日約1.5kg出るといわれている。そのため、一人暮らしの洗濯機では5〜6kgモデルが主流である。この容量であればまとめて洗濯するときにも困らないが、毛布やシーツなどの洗濯も考えているのであれば8kg以上の容量がおすすめだ。

一人暮らしの洗濯機の選び方③:目的に合わせて洗濯機の種類を選ぶ

洗濯機にはさまざまな機能が搭載されている。

乾燥機能や温水機能を使いたいならドラム式洗濯機がおすすめだ。乾燥機能付きであれば干す手間や時間を省略でき、時間を有効に活用できる。

初期費用を安く抑えたいなら、縦型洗濯機がおすすめである。ラインナップが豊富なうえに、予約機能や時短コースなど、一人暮らしで活躍する機能が多数搭載されている。

しかし、縦型洗濯機は洗濯層に水をたっぷり溜めて洗うため、水道代がかさんでしまう。導入コストは低いものの、長期的に見れば出費が増える可能性もある。ランニングコストを重視するのであれば、洗濯物の量に合わせて細かく水量を調整できるタイプを検討しよう。

一人暮らしの洗濯機の選び方④:夜間の洗濯が多いなら静音タイプを選ぶ

環境省が定めた騒音の基準値によると、住宅では昼間は55dB、夜間は45dB以下が適切とされている。静音性を重視するなら、洗濯のときには30〜40dB前後、乾燥のときは40dBを目安に探すと良いだろう。なお、45dB前後では騒音になるおそれがあるため、早朝や夜間の洗濯はなるべく控えるようにしよう。

一人暮らしで洗濯する際の注意点

洗濯物が溜まっているからといって、手当たり次第に洗濯機に入れるのはやめよう。洗濯の種類や容量を確認し、洗濯の方法を変えることが重要だ。

一人暮らしでの洗濯の注意点①:色落ちが気になる衣類は、他のものと分けて洗う

衣類には色落ちしやすい素材がある。

ポリエステルやアクリルなどの化学繊維は、色落ちや色移りがしにくい。反対に、綿や麻、シルクなどの繊維は、色落ちや色移りなどのトラブルが起こりやすい素材といわれており、間違った方法で洗濯すると生地を傷めてしまう。

扱いが難しい衣類は、ネットに入れたり手洗いにしたりと、他のものと分けて洗おう。また、衣類の一部が革や合皮、刺繍やビーズなどで装飾されているものも、色移りや色落ちしやすいので注意が必要だ。

一人暮らしでの洗濯の注意点②:洗濯物の量が多い場合は2回に分けて洗う

洗濯層の上限まで洗濯物を入れると、汚れが落ちにくくなる。洗濯機にはそれぞれ容量があるが、目安は最大容量の7〜8割程度とされている。週末のまとめ洗いなど、量が多くなるときは2回に分けて洗うようにしよう。

一人暮らしでの洗濯の注意点③:干すときは叩いてシワを伸ばす

洗濯物を干す一人暮らしの女性
雑菌の繁殖を防止して、気持ちよく生活しよう

洗濯物の生乾き臭を予防するためにも干し方は大切である。

脱水後は軽く叩いてシワを伸ばしてから干すのがコツだ。また、洗濯物同士の間隔を十分に空け、風通しを良くするように干すと乾きやすくなる。

一人暮らしで洗濯の頻度が少ない場合は、雑菌の繁殖防止対策を!

今回は一人暮らしの洗濯について解説したが、以下の4点が大事なポイントといえる。

  • 一人暮らしの洗濯頻度は週2~3回が主流
  • まとめ洗いにはメリットとデメリットがある
  • 洗濯の時短術も活用する
  • 汚れの定着、菌の繁殖に注意

一人暮らしの洗濯では、まとめ洗いが合理的。

ただし、汚れが落ちにくくなるなどのデメリットもある。雑菌の繁殖を極力抑える工夫をし、シミになりそうな汚れだけでも予洗いしておくなどの対策を取ることが大切だ。


文=pisuke
2022年4月加筆=CHINTAI情報局編集部

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