食器用スポンジの交換時期はいつ?スポンジを清潔、快適に使うコツを解説

公開日:2018年6月27日

スポンジを交換する頻度はどのくらい?

買い替え・交換時期はいつ? キッチンスポンジをいつでも清潔、快適に使う3つのコツ
キッチンスポンジの交換、してる?

食器用スポンジを交換するタイミングがわからず、気がつけば同じスポンジを数ヶ月使い続けている人も多いだろう。

日々、使用するものだからこそスポンジは劣化しても気づきにくい。しかし、劣化した状態で使い続けると洗い残しが起こりやすくなってしまう。

それでは、スポンジはどれくらいの頻度で交換すると良いのだろうか。この記事では、食器用スポンジを交換する頻度の目安や替え時のサイン、清潔に保つためのコツを紹介する。

スポンジを交換する頻度の目安は「2~3週間に1回」

結論として、スポンジの交換に最適な頻度は2〜3週間に1回だ。この頻度で交換すれば、雑菌の繁殖を防ぐことができ、食器の汚れもきれいに落とすことができる。

しかし、使い方によってはそれよりも早く劣化するおそれがあるため要注意だ。

スポンジを交換すべき3つのサイン

スポンジを交換するのにベストな頻度は2〜3週間に1回だが、これはあくまでも目安である。

使い方によってはそれよりも早く劣化することもあるし、洗い物の回数が少ない一人暮らしなどの場合は長持ちすることもあるだろう。

スポンジを交換すべき3つのサインは下記のとおり。

①泡立ちが悪くなる
②水切れが悪くなる
③表面が変質している

それぞれ詳しく見ていこう。

スポンジ交換のサイン①:泡立ちが悪くなる

泡立ちが悪くなったスポンジ
言われてみれば、泡立ちってあんまり意識しないかも……!

洗剤を頻繁に足さないと泡立たなくなったり、きめ細やかな泡が出なくなったりするのはスポンジ内部の繊維が摩耗してスカスカになり、空気を含まなくなってしまっている証拠だ。

汚れ落ちをよくするためには、たっぷりの洗剤を使ってスポンジを泡立たせることが大切。そのため、泡立ちが悪くなったスポンジは、取り替えるようにしよう。

スポンジ交換のサイン②:水切れが悪くなる

水切れが悪くなったスポンジ
よくみたら、スポンジのボリュームがなくなってきているのがわかる

水気を切ることは雑菌の繁殖を防ぐうえでも大切。

スポンジのボリュームがなくなり水切れが悪くなっている場合、繊維の劣化によってスポンジ内部がつぶれてきている証拠。これも買い替え時期の目安だ。

スポンジ交換のサイン③:表面が変質してくる

表面が変質したスポンジ
表面の繊維が崩れてきたら交換のサインかも!

調理器具や汚れの酷い食器などをしっかり洗うためにも、スポンジ表面の繊維は整っていることが大切。

固さがなくなる、表面がでこぼこしてまだらになる、剥がれ始めるなど、表面の材質に劣化が生じると、洗浄力が落ちてしまうためスポンジ交換を検討しよう。

交換頻度を守る以外にもある!スポンジを清潔に保つ5つの方法

スポンジを正しく使うためには、交換頻度を守るだけでなく、清潔に保つ必要がある。少しの手間と工夫を加えるだけでできるスポンジを清潔に保つ方法を解説していく。

※全ての菌・ウイルスを除去するわけではありません
※メーカーによる使用方法をご確認ください

食器用スポンジを清潔に保つ方法①:使うたびにていねいに洗う

使い終わったスポンジをそのまま放置していると雑菌の温床になる。最悪の場合、食中毒の原因になる可能性もあるため、スポンジ自体の洗浄も必須だ。

スポンジを使った後は毎回ていねいに洗い、清潔な状態をキープしよう。

スポンジを清潔に保つ方法②:熱湯で煮沸する

サルモネラ菌をはじめとする食中毒菌の多くは、75度以上の熱湯1分以上にさらされると死滅するため、除菌・殺菌の方法として熱湯が有効だ。やけどにはくれぐれも注意して、スポンジに90度ほどのお湯に1分ほどつけて煮沸消毒しよう。

なお、100度を越えると、スポンジが傷んでしまうため注意しよう。

参考:サルモネラ属菌・その他の細菌性食中毒 (厚生労働省)

スポンジを清潔に保つ方法③:除菌表示のある洗剤を浸透させる

スポンジを清潔に保つ方法③:除菌表示のある洗剤を浸透させる
除菌表示のある洗剤は各種メーカーから販売されているのでチェックしてみよう

通常の洗剤ではなく、除菌効果のある洗剤を染み込ませて洗う方法も有効だ。

洗い物を終えた後のスポンジに除菌洗剤を浸透させ、よく泡立てよう。そのままの状態で置いておけば、除菌された状態を維持できる。

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スポンジを清潔に保つ方法④:天日干しする

水分や洗剤に含まれる成分がスポンジに残留していると、雑菌が繁殖しやすくなってしまう。

そのため、スポンジは洗剤をしっかりと落とし、天日干しをして水気を切ることで、清潔な状態が維持できる。

スポンジを清潔に保つ方法⑤:形状にこだわる

速乾性のあるメッシュ素材のクロス
速乾性にすぐれたメッシュ素材のクロスを使うという手も

スポンジの素材や形状にもこだわって、雑菌が繁殖しにくいものを選ぼう。

たとえばメッシュ素材の製品なら、キッチンに置いていても乾きやすい。通気性がよく、水気を切りやすいウレタン素材のスポンジもおすすめだ。

古くなったスポンジの活用法

食器を洗うのもはばかられる程度に劣化したスポンジでも、以下のようにさまざまな方法で活用できる。

<古くなったスポンジの活用法>

  • ベランダの側溝磨き用に使う
  • 玄関フロアを磨く
  • 排水口や浴室など水回りの掃除をする

排水溝のぬめりや、浴室のタイルの隙間などに入り込んだ汚れにも効果的だ。

また、スポンジを細かくカットして使うという方法もある。サッシの隅のように、雑巾では届きにくい箇所にもスポンジの角が当たるため、頑固な汚れも根こそぎ取り切れる。

スポンジの交換頻度を見直して、食器洗いを快適にしよう!

食器用スポンジの交換やメンテナンスは、衛生面でも食器洗いのストレスを軽減させるためにも重要だ。

新しいスポンジをおろすことで家事に対する意欲も湧き、すっきりした気持ちになる。毎日続く家事だからこそ、リフレッシュしながら楽しもう!

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取材協力=おそうじペコ

掃除研究家。ハウスキーピングコーディネーター2級、掃除能力検定士5級。掃除が趣味の主婦として開設したブログ「暮らしを楽しむお掃除エッセンス」が人気を呼び、雑誌・連載・執筆などで活躍。掃除に関する著書も多数

2022年4月加筆=CHINTAI情報局編集部

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